中古パソコンを安全に使うには？ハッキング被害に合わないための防止方法

中古パソコンを利用する際、ハッキング被害を心配する初心者の方も多いでしょう。

本記事では、中古パソコンの利用によるハッキング被害の可能性やそのリスク回避方法について詳しく解説します。さらに、ウイルス感染の危険性がある中古パソコンの購入場所や、安全な利用のためのセキュリティ対策についてもご紹介します。

中古パソコンの利用によるハッキング被害の可能性はあるのか？

中古パソコンの利用には多くのメリットがありますが、一方でセキュリティリスクも存在します。ここでは、中古パソコンに潜む可能性的な危険とその回避方法を説明します。

中古パソコンを使っていてハッキングされる危険性はない？

中古パソコンがハッキングのターゲットになる可能性は十分にあります。なぜなら、中古のパソコンには元の所有者の痕跡が残されている場合があるからです。

前の所有者が意図しないうちにウイルスに感染していたり、意図的に情報を得られるようにしかけていた場合などは、そのパソコンで入力した情報が漏れてしまう危険性があります。

また、古いソフトウェアやセキュリティのアップデートが行われていない中古パソコンは、新品のパソコンに比べてセキュリティホール（不具合や弱点）が多い可能性があります。このような状況は、ハッカーにとっては絶好の「攻撃の窓口」となります。

中古パソコンの危険性とリスクの回避方法

中古パソコンを安全に利用するためには、まず信頼性のある業者から購入することが大切です。その上で、OS（オペレーティングシステム）の初期化や、必要なセキュリティアップデートを行うことも重要な対策となります。

また、セキュリティソフトを導入することも欠かせません。これらのソフトは、不正なアクセスやウイルス感染の予防に役立ちます。

中古パソコンの利用によるハッキングの被害を防ぐには

ハッキングの被害を防ぐためには、中古パソコンの購入から使用まで、段階的に行うべき対策があります。ここでは、それらの対策を詳しく解説します。

購入する業者を見極める

中古パソコンを購入する際は、業者の信頼性を見極めることが必要です。評判や口コミを確認するのはもちろん、販売後のサポート体制やしっかりとしたパソコンを販売しているかも大切なポイントです。

パソコンを初期化する

中古パソコンを購入したら、まず最初に行うべきことはパソコンの初期化です。

パソコンの初期化とは、パソコンの状態を出荷時に戻すことです。これにより、前の所有者の情報や不要なソフトウェアが削除され、新しい状態でパソコンを使用することができます。

パソコン購入後のセキュリティ対策も重要

パソコンを購入した後も、セキュリティ対策は継続して行う必要があります。

定期的なソフトウェアのアップデート、セキュリティソフトの導入と更新、安全なWebブラウジング習慣の維持など、日々の使用習慣が守られていることを確認しましょう。

ハッキングの危険性あり！避けた方がいい中古パソコン購入場所は？

全ての中古パソコン販売店が安全とは限りません。一部にはセキュリティ対策が不十分な場所も存在します。

ここでは、中古パソコン購入時の注意点と避けるべき場所を紹介します。

中古PC購入を避けた方がいい場所①：リサイクルショップ

リサイクルショップでは様々な品物が販売されていますが、中古パソコンの取り扱いについては十分な知識がない場合があります。そのため、不適切なデータ消去や、ウイルスが残ったままの商品が販売されるリスクがあります。

中古PC購入を避けた方がいい場所②：フリマサイト・フリマアプリ

メルカリなど、個人が販売できるようなサイト・アプリも、購入場所としてはリスクが伴います。

個人間取引の場合、前所有者のデータ消去やウイルス対策が十分に行われていない可能性があります。また、商品の状態や品質についての詳細な情報が提供されない場合もあります。

パソコンがウイルスに感染した時の症状と対処方法は？

もしも購入した中古パソコンがウイルスに感染していた場合には、しっかりと対処する必要があります。

ここでは具体的にどんな対処ができるのかを解説していきます。

ウイルスを駆除する方法①：パソコンを初期化する

パソコンがウイルスに感染した場合、最も確実な対処法はパソコンを初期化することです。

ただし、初期化によってウイルスが削除されますが、パソコン内の全てのデータも消去されるため、バックアップを取っておくことが重要です。

ウイルスを駆除する方法②：セキュリティソフトで駆除する

セキュリティソフトを用いることでウイルスを検出し、駆除することが可能です。定期的なスキャンと、最新のウイルス定義ファイルへの更新が重要です。

簡単なウイルスならセキュリティソフトだけでも十分対処できます。

有料のセキュリティソフトを買うべき？無料はダメ？

セキュリティソフトは有料と無料の両方が存在します。ここでは、それぞれの特徴とどちらを選ぶべきかについて説明します。

結論：Windows Defenderでも十分

実はWindowsの標準装備である「Windows Defender」は、十分なセキュリティ対策を提供しています。

ウイルス検出率も高く、自動的に定期的にシステムをスキャンします。有料のソフトを購入する前に、まずはWindows Defenderの設定を確認し、最新の状態に保つことがおすすめです。

中古パソコンのハッキングの危険性まとめ

中古パソコンは前の所有者が使っている際に意図せずウイルスに感染していたり、悪意のある所有者がウイルスを仕込んでいる可能性があります。中古パソコンを購入するときは、これらの危険性も考慮しなければいけません。

ハッキングの危険性は

• パソコンを初期化する
• OSを更新する
• セキュリティソフトを導入する

といった方法で減らすことができます。

中古パソコンは様々な危険性があるものの、安価でパソコンを手に入れられます。上手に活用して快適なパソコンライフを送りましょう。